アイ・ラブ・坊ちゃん

ちょいーす。

音楽座ミュージカル『アイ・ラブ・坊ちゃん』公開の6月1日まで

あと1ヵ月というところまで迫りました。

音楽座ミュージカルの作品はいくつか観てるけど、

この『アイ・ラブ・坊ちゃん』は、もぅ何十回も観ておりますよ。

・・・昔、NHKで放送してたヤツを録画したビデオでね。

セリフから歌まで、台本を見ずに全部イケるんじゃないか、というくらい観てます。

で、今回の公演のキャストが一部発表されたんだけど・・・

マニアならではの不満というものが、やっぱり出てくるもので・・・。

まず、主役の“坊ちゃん”に吉田朋弘さん。

これは理解できるし、予想もしてた。

音楽座・Rカンパニーの二枚目看板若手俳優として前面に押し出し

客足を伸ばしたいという上層部の意向があるとしても理解できる。

ただ、イメージポスターとかCMとかで、吉田朋宏さんの髪が伸びてるのが気になる。

まさか役作りじゃないよな。

“坊ちゃん”は、竹を割ったような真っ直ぐな性格、

清潔感のあるスッキリとしたイメージがあるから・・・ロンゲは無いわぁ～。

金田一じゃないんだから。

舞台では短髪になっている事を祈る。

 

次に、“正岡子規・山嵐”の・・・安中淳也さん。

これは無い。今までのイメージなら絶対無いわ。

腹の底から声が出てて豪快なイメージの山嵐が、あんな線の細い安中さんとはね。

年も若すぎるし設定的にもキビしい感じがするのだが。

たぶん多くのファンが、安中さんは“うらなり”役だろう・・・と予想してたと思う。

『泣かないで』で長島役をやったんなら、うらなり役もやればいいのに。

比較的な地味な“うらなり”を本人が嫌がったのか・・・

それとも、女性に人気のある「吉田朋宏・安中淳也」の若手コンビを売りたい

上層部の意向なのか・・・。

このへん、ちょっと最近、

作品を蔑ろにした、商業的なキャスティングをしているんじゃないか・・・と不安になる。

 

“赤シャツ”と“体育教師”が、十年以上前の公演と同じキャストってのは

昔っからの音楽座ファンには嬉しいトコロ。

音楽座の作品は、日々進化して行くのが特徴。

今回のあんまり納得できないキャスティングとか、

実際舞台を観たとき、いい意味で裏切って欲しいな、と。