ん？坊っちゃん？

ちょいす。

 

たった今、東京から帰って来ました。

 

 

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つーワケで。

今日は音楽座ミュージカル『アイ・ラブ・坊っちゃん2011』を

観劇しに東京は青山劇場まで行ってきました。

 

初演を猿のように繰り返し観ているから、

やっぱりどうしても初演と比べてしまう・・・。

 

坊っちゃん役の安中さんはやっぱり線が細いし、

歌なんかもなんか優男っぽく力強さに欠けてた。

つーか、風邪なのか不調なのか、

完全に「喉」がやられてたよねアレ。

高音なんか出てないし。

セリフもなんか虚勢を張ってる人みたいな感じに聞こえた。

すべて、風邪？不調のせいか？

それなら仕方ない。

 

畠中さんと比べちゃ申し訳ないとは思うけど・・

もっと力強い俳優さんを起用出来なかったのかしら。

川島啓介さんなんかイケそうな気がするんだけど、

まー、プロがオーディションで選んでるんだからそういう事なのだろう。

 

昔とはいろいろ変わっているのは当然なんだけど、

完全に蛇足だろって部分もちらほら。

このシーンは無いわ、このシーンをここまで時間割くか・・みたいな。

お客さんにはウケてたけど・・・笑いだけが欲しかったシーンだなアレ。

 

漱石と鏡子とやり取りの「間」もせわしない。

初演の『シャボン玉』の時みたいなせわしなさ。

もっと感情を込めてじっくりやって欲しかったわ。

2人の絶妙な「間」があってこそ、いろんなシーンが活きるのに、

本来面白いシーンであるハズのトコロでお客さんは無反応だったし。

これが新しい『坊っちゃん』だというのなら仕方ない。

 

そんな中で安心して観られたのが、ノブさんの山嵐。

歌もセリフも力強くて、ホント素晴らしい。ノブさん最高。

赤シャツの新木さんも相変わらず良い。

 

ベテラン以外では川島さんや兼崎さんが特に良かった。

 

 

まー、今日の舞台で一番面白かったのは、

漱石が「決めた・・・教師をやめる！」と言ったシーンで、

隣のオッサンが、「え！？」って、

大きい声で反応したのが一番面白かった。

完全に寝ぼけてたんだろうけど、

めちゃくちゃ面白くて笑いを堪えるのに必死だった。

 

 

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次回公演もまた違った『アイ・ラブ・坊っちゃん』になるとは思う。

毎回”進化”するのが音楽座ミュージカルなんだし。

ただ、次回はキャスティング次第で観に行くか決める事にした。

 

 

■おまけ

個人的に大好きな畠中さんが坊っちゃん役、

日本最強のミュージカル女優、土井裕子さんが鏡子役、

最強の布陣で公演された初演の映像。